ギフトを使う場面はいろいろですが、職場での退職のご挨拶に用意すると引き際が美しくなります。退職を決めてから会社の人事が発表されるまでの間は、仕事で影響が出る同僚に口止めをしつつ、打ち明けている頃です。その間に、改めて社内を見回して、退職のご挨拶を個別にしなければならない人が意外といるということを実感するかもしれません。言葉だけの挨拶でもよいですが、最後のご挨拶であり、今後も何か縁があるかもしれません。
今後のことも考えれば、これまでお世話になったことも含めてちょっとしたギフトくらいは用意をしておいた方がよいでしょう。ただし、退職にもさまざまな理由がありますから、あまりコストをかけたくありません。次の転職先が決まっていれば経済的にも問題はありませんが、最近の社会人の語学留学のように仕事を辞めるというケースもありますから、ギフトも気軽に買える範囲のものに収めたいものです。コストをかけず、もらって嬉しいもので、印象に残るもの、というイメージで揃えるなら、プチギフトといわれるものを用意するとよいでしょう。
焼き菓子などを中心に、文字通りにプチサイズのものや、ほんの三口くらいで食べ終わるようなものですから、贈られる方も困ることはありません。マドレーヌやフィナンシェ、色鮮やかなマカロン、季節によってはチョコレート菓子など可愛いラッピングで飾られていますから、相手がどんな役職の方でも男女問わず喜んで受け取ってくれるはずです。